【株式会社人間味様】毎年売上約150%成長をキープ!思わぬ需要にも気づいたネクタイブランド「MAT」の広告運用の事例インタビュー

インタビュー背景

今回のインタビューは、株式会社Adaptique(以下、Adaptique)代表の的場が、D2Cブランド「MAN ABOUT TOWN(以下、MAT)」を運営する株式会社人間味の代表・栗田様に、広告運用の取り組みや成果、ブランド立ち上げの背景について伺ったものです。

本記事では、EC運営者やマーケティング担当者の方が「自社のEC事業の成長に向けて広告運用を任せてみたい」「ブランドイメージを大切にしつつ売上を伸ばしたい」と思っていただけるよう、広告実施の経緯や実績、今後の展望などをお伝えします。

インタビュー前の話

Adaptique 的場:
「まず最初に、栗田さんがどのような経緯で会社を立ち上げ、どんな事業をスタートされたかを伺えますか?」

人間味 栗田様:
「前職では、ネクタイのOEMメーカーに7年ほど勤めていました。そこで学んだ生産背景や工場とのやり取りなどを活かしたいと思い、2019年に独立して『株式会社人間味』を立ち上げたのがきっかけです。
最初はネクタイのサブスクリプションサービスを立ち上げたんですが、2020年3月にサービス開始したものの、すぐにコロナ禍に入ってしまいました…。そのタイミングで”このままサブスクのみを続けることはリスク”と思い、並行してオンライン販売も開始いたしました。その結果、オンライン販売のほうが調子が良かったので、サブスク型はクローズしてECサイトによるオンライン販売へ移行しました。」

事業のスタートについて

人間味 栗田様:
「サブスクでネクタイを定期的に届けるサービスから始めましたが、コロナ禍で出社機会が減ったこともあって、ネクタイ自体の需要が落ち込んでしまいました。そこで、“まずは自分たちで納得できるクオリティのネクタイや、関連するファッションアイテムをECで販売しよう”と軌道修正を図ったんです。」

Adaptique 的場:
「ちなみに、以前のサブスクサービスは“スマタイ”という形で展開されていたと伺いましたが…?」

人間味 栗田様:
「はい。ネクタイのサブスク=“スマート”にネクタイを使いこなす、という意味合いも含めて“スマタイ”と呼んでいました。ですが、サブスクの需要が想定より厳しかったので、現在は一旦そのサービスはクローズしています。」

Adaptique 的場:
「そしてそのタイミングで、“MAN ABOUT TOWN(MAT)”も同時に立ち上げられたんですよね。」

人間味 栗田様:
「そうです。もともと“MAN ABOUT TOWN”というブランドをやりたくて、自分たちが納得できるネクタイやスーツ、ファッションアイテムを少しずつ展開しようという考えがありました。サブスクと平行して進めていたんですが、最終的にコロナ禍でオンライン一本に絞った形です。」

広告を始めたきっかけ

Adaptique 的場:
「実際にECサイトを立ち上げて販売を開始された後、“広告を活用しよう”と思われたきっかけは何だったのでしょうか?」

人間味 栗田様:
「自分たちは大手じゃないので、いくら良いものを作っても、まずは知ってもらわないと始まらない。そこで“広告を打って認知度を高め、お客様を獲得していこう”というのが最初の動機でした。サブスク時代もまずは広告で会員数を増やそうと考えていましたし、ECに切り替えてからも“まずは認知拡大が重要”という考えのもと、広告を始めることを決断しました。」

Adaptique(アダプティーク)を選んだ理由

Adaptique 的場:
「広告運用会社は他にもいろいろある中で、なぜうちの会社(Adaptique)と一緒にやってみようと思っていただけたんでしょう?」

人間味 栗田様:
「広告運用は本当に手探りだったので、いくつかの代理店さんにお声がけしたんです。その中で的場さんと話した際、“知識の豊富さ”だけでなく、こちらの要望やブランドコンセプトを丁寧にヒアリングしてくれそうだという印象を受けました。また、共通の知人から“Adaptiqueさんは親身になってくれるよ”と聞いていたことも、決め手の一つでしたね。」

人間味 栗田様:
「決め手としては、“細かいディテールにまで親身に対応してくれる”という雰囲気があったところが大きいです。あとは、メールやチャットで問い合わせをした際にレスポンスが早いと、それだけでこちらも素早く判断ができて助かります。スタートアップの会社でスタッフ数も多くないので、“スピード感”を重視していた僕らには合っていました。」

どのような広告を実施したのか

Adaptique 的場:
「実際に最初に着手したのは、Meta広告(Facebook/Instagram)でしたね。ブランドイメージが大切なMATさんですので、写真やクリエイティブの雰囲気にはとくに気を遣いました。」

人間味 栗田様:
「そうなんです。ブランディングを崩さないで広告を出したい、というのが結構大きな要望だったんです。その点、デザインや訴求内容を相談しながら進められたのが良かったですね。」

Adaptique 的場:
「Google検索広告やショッピング広告なども試されましたが、いかがでしたか?」

人間味 栗田様:
「正直、最初は僕たち自身も“何がどう当たるのか”がわからなくて。だからこそ『試したい』という気持ちが強かったんです。Adaptiqueさんが、“まずはやってみましょう”といろいろ提案してくれたので助かりましたね。」

人間味 栗田様:
「あと、Pinterest(ピンタレスト)広告はまだまだ日本国内だと浸透度が低いのかなと思っていましたが、“世界観を重視するブランドに合う可能性がある”と提案いただいて、トライしてみました。結果として、Instagramとはまた違う層への認知には繋がった実感があります。」

Adaptique 的場:
「Amazon出品されている商品も一部ありますよね。その広告運用はいかがでしたか?」

人間味 栗田様:
「Amazonの広告は完全に初めてだったので、一から確認しながら進めてもらいました。まだ大きな成果は未知数ですが、売上の間口を広げる点ではありがたいです。“どこまで合うか試してみよう”という姿勢でやってもらえるのが心強いですね。」

売上約150%成長をキープ!売上全体の30〜50%が広告経由

Adaptique 的場:
「広告を導入して、一番大きな変化はやはり“売上”の部分でしょうか?」

人間味 栗田様:
「はい。ECサイトからの売上が確実に伸びました。もちろん常に目標に対してトライ&エラーが必要ですが、“広告費をかければ売上が確実に伸びる”という感覚を得られたことは、大きな収穫でした。」

広告効果の手応えは感じているのか

人間味 栗田様:
「売上の10%を広告費に充てる計算をして、スピード感を持って予算を動かしていくやり方にトライしてみたら、わりと手応えがありました。やはり広告費をかける以上、どこまで回収できるかを日々見ていくのは大事ですよね。」

SNSのフォロワーにも反響があった

Adaptique 的場:
「SNSのフォロワー数にも変化はありましたか?」

人間味 栗田様:
「徐々に増えていますよ。単純なフォロワー数だけじゃなく、プロフィールやストーリーをちゃんと見てくれる人が増えた印象です。インスタでの広告がきっかけになって、世界観に共感してくださる方が集まってきたのかなと。」

お客さまの反応は?

人間味 栗田様:
「“インスタで見ました”とか“広告で知りました”という声が実際に届くようになりました。やはり認知度が一番のネックでしたから、広告の効果を実感できてます。」

広告が予想外の需要に気づくきっかけに

人間味 栗田様:
「ネクタイやスーツは男性向けというイメージが強いんですが、“ギフトとして女性が購入する”ニーズがあるのを実際のお問い合わせで知ることができました。こういう気付きが得られるのも、広告を活用して露出が増えたおかげですね。」

Adaptiqueの価値とは?

Adaptique 的場:
「弊社の支援について、具体的にどんな印象を持っていただけてますか?」

人間味 栗田様:
「いちばんは“世界観を守りつつ、試行錯誤してくれる”ところです。うちのブランドは、イメージがとても大事。だから、ただ売上アップだけを追求して、ブランドらしさを崩すような施策はしたくない。その点を理解してもらいながら提案や運用を進めてもらえるので安心感があります。
また、先ほども言いましたが、“スピード感”のある対応はすごく助かっています。」

今後の展望

人間味 栗田様:
「広告の面では、さらに新しい手法やプラットフォームを試してみたい気持ちがあります。あまり知られていないサービスでも、うちの世界観とマッチしそうなら積極的にチャレンジしてみたいですね。そこは引き続きAdaptiqueさんと相談しながら進めていけたらと思います。」

人間味 栗田様:
「事業面では、もっとブランド全体のイメージを発信していきたいと思っています。単なる“モノ売り”にとどまらず、ストーリーや世界観を大切にしているブランドとして、お客さんに共感していただける形で広げていくのが目標です。
また、お客様の声を反映しながら商品を作っていくことも重視していて、“良いものを作る”と同時に“求められている価値をきちんと届ける”ことを両立させたいですね。」

弊社(Adaptique)に期待することは?

Adaptique 的場:
「最後に、弊社Adaptiqueへのリクエストや期待していることがあればお聞かせください。」

人間味 栗田様:
「これからも一緒に“プロジェクトチーム”という意識で取り組んでいただけるとうれしいです。正直、いろんな広告を試すのって手間もコストもかかりますが、そこを“親身になって考え、動いてくれる”のがAdaptiqueさんの強みだと思っています。
スタートアップにとってスピーディに検証できるパートナーは本当にありがたいので、今後もぜひ色々な施策を提案してください!」

Adaptique 的場:
「ありがとうございます。今後もお力になれるよう、ブランドコンセプトを最優先しながら売上に直結する施策も積極的にご提案しますので、よろしくお願いします!」

MAN ABOUT TOWNについて

どういうブランド

人間味 栗田様:
MAN ABOUT TOWN(マンアバウトタウン)とは「伊達男」「粋な男」「社交家」などの意味を持ち、自分のスタイルを持っている男性をイメージしています。日本のものづくりにリスペクトを持ち、アイテムの一つひとつにストーリーやこだわりを込めています。ネクタイからはじまり、南青山のサロンではネクタイ以外にオーダースーツの販売もスタートし、現在では紳士の方に向けてトータルでのスタイルを提案しています。

どんな人に届けたい

人間味 栗田様:
「ビジネスシーンでも自分らしさを大切にしたい方、フォーマルだけど少し遊び心を取り入れたい方などにおすすめですね。最近では女性がギフト用に購入してくださるケースも増えています。」

Adaptique 的場:
「ネクタイの購入を考える人はもちろん、プレゼントやギフトを検討している方にも手に取ってほしいですよね。」

人間味 栗田様:
「そうですね。特に“ここぞ”という場面で使いたいネクタイや、上質な服装を意識したい方に“MAT”を知ってもらいたいです。」

人間味 栗田様:
「MATは“MAN ABOUT TOWN”の略称でもあり、僕らのブランド全体を指す言葉として使っています。基本的にはネクタイやスーツなどメンズ寄りのファッションアイテムがメインですが、ブランドの世界観に共感してくれる方なら、性別問わず歓迎しています。」

Adaptique 的場:
「オーダースーツはどのような形で展開されているんですか?」

人間味 栗田様:
「直営の南青山のサロンや期間限定のイベントなどで受注しています。日本の熟練した職人が1着ずつ丁寧に仕立てているので、着用時の着心地や細部にこだわったディテールを感じてもらえたらうれしいですね。」

まとめ

「MAN ABOUT TOWN(MAT)」を展開する株式会社人間味では、コロナ禍の影響によるサブスクサービスからの転換を経て、EC販売を中心とした事業展開を行っています。ブランディングを大切にしながらも売上を伸ばすには広告運用は必要不可欠。実際に、Meta広告(Facebook/Instagram)やGoogle、Pinterest、Amazon広告など、多様なプラットフォームへのチャレンジで認知度向上と売上アップを実現しています。

その背景には、“スピード感を大切にし、ブランドコンセプトをしっかり理解した上で提案してくれる”広告運用パートナーの存在が大きいとのこと。Adaptiqueでは今後も、栗田様と二人三脚でブランドイメージを守りつつ、新たな施策や広告チャネルを積極的に提案・実行していきます。

「自社のブランドイメージを保ちながら売上を伸ばしたい」「スピード感を持って多彩な広告施策を試したい」とお考えのマーケティング担当者様・経営者様は、ぜひ一度Adaptiqueまでご相談ください。

MAN ABOUT TOWN

Good fashion starts from the neck

MAN ABOUT TOWN(マンアバウトタウン)は、東京発の日本製ネクタイブランドです。

日本のシルク産地である京都の丹後、西陣で生地からオリジナルで作成し、熟練の職人たちによって縫製しております。

都会的で洗練されたデザインと伝統的なものづくりから生み出されるネクタイであなたの胸元に輝きを与えます。

MAN ABOUT TOWN aoyama(実店舗)

A new standard all good fellas

MAN ABOUT TOWNはこれまでと同様にネクタイをブランドのベースとしながらも新たな取り組みとしてオーダースーツを中心としたパーソナルオーダーをスタートいたしました。
ネクタイやスーツなど紳士服のCLASSICを少し違う角度から提案することでMAN ABOUT TOWNによる新しいスタンダードを作っていきます。

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